TokyuRuby会議01へ行ってきた

TokyuRuby会議01へ行ってきました。
真っ昼間から酒と食べ物をつまみつつ Ruby に関係したりしなかったりする内容を語る、たいへん楽しいイベントでした。プログラムの前半も終わっていないのに「会場が酒臭い」とか「カオス」とか言われてしまうような勉強会は初めてです。Tokyu.rb のイベントは初参加なのですが、普段からこんな感じなんでしょうか。
以下、LT の内容メモ(と感想)です。

  • No.1 たのしいRuby (MH35)
    • Ruby のプログラミングは楽しい
  • No.2 ROMA Client Server (@sato_ryu)
    • HTTP Client から ROMA へのアクセスを可能にするための Proxy Server を Sinatra で実装した話。
    • 「ROMA の Client」として動作する「HTTP Server」なので「ROMA Client Server」。
    • http://github.com/satoryu/RCS
  • No.3 (欠番)
  • No.4 Ruby 使いのための Scala 入門 (@oukayuka)
  • No.5 エコな Web サーバ (@emasaka)
    • HTTP クライアントから "X-Path" ヘッダで XPath を与えられると、指定された一部分のみを応答するような Web サーバ "webrick/dom" を作った話。
    • 感想: このアイディアは何処かで使えそうな気がします。
  • No.6 くみこみ! (@kishima)
    • 某4文字ひらがなアニメを真似して「くみこみ!」とか作れば、みんな組み込みに興味を持ってくれれてウハウハに!?
    • ArmadilloRuby を組み込んで動かす……予定でしたが、ビルドが通ったところで時間切れとのこと。
  • No.7 Nu Programming Language (@yuumi3)
    • Semantics 的には Ruby っぽい Lisp 系言語 Nu の紹介。
    • Mac でしか動かない。
  • No.8 達人出版会について (@takahashim)
    • The Pragmatic Bookshelf は素晴らしいけど英語文献しかない。
    • 日本語書籍を手に入れられる電子出版・販売サイトを作ります!! 名前は「達人出版会」。サイトは http://tatsu-zine.com/ (予定地)
    • PDF の各ページに購入者の名前を入れる(PragProg 方式)。DRM は使わない。
    • Creative Commons の書籍の販売もしたい。執筆者へのお布施的な意味で。
    • 年末から来年にかけて始動予定。執筆者募集中。
    • 価格は300〜1000円くらいを想定。PayPal で決裁。
    • 詳しくは来週の 札幌Ruby会議02 で!
    • 感想: 今回最も重要な LT だったと思います。成功するといいな。

ここから抽選 LT。参加者の中から「厳正なるあみだくじ」によって選ばれた5名による LT でした。(最初から角谷さんとか、話が出来過ぎですのような気もしますが)

  • その1 'rr' is very useful (@kakutani)
  • その2 Ruby + Perl (ハヤシさん)
    • RubyPerl の両方でいろいろやってます
  • その3 RomaFS (@flexfrank)
    • ROMA のデータにアクセスするファイルシステムFuse で実装した話。
    • FuseFS はもうメンテされてないようなので、RbFuse を実装しました!
    • 発表資料
    • 感想: FuseFS は以前いじろうとしたら新しめの Fuse の機能に対応してなくて残念な思いをした記憶があります。次に何か作る時は RbFuse を試してみます。
  • その4 Ruby ステッカーの会 (@takkaw)
  • その5 Termtter 最強 (@koichiroo)
    • ターミナルで動かす Twitter クライアント Termtter の紹介。
    • 感想: 実は私も Termtter の comitter なのですが、何も commit してません。すみません。Termtter は素晴らしいです。GNU Screen + Termtter という組み合わせで使っていますが、手離せません。

ここから元のプログラムに戻りました。

  • No.9 SlabRails の紹介 (@ar1)
    • 東京 Debian 勉強会の宣伝
    • Slab = RailsNGN の IMS アプリケーションを実装する土台となるようなライブラリ
    • ……を作りたいと考えてます。
  • No.10 カリスマ入門 (@technohippy)
    • 「カリスマ」とは技術である! (cf. asin:4778311639)
    • Matz、角谷さん、高橋征義さんらのカリスマ溢れる発言の裏側にある「テクニック」を徹底解説!
    • 「好きなようにやっていたら結果的にそうなった」「先取りをアピール」「スピリチュアル」「エロスを意識する」「昂る」などの実践例を紹介!
    • 感想: 会場で馬鹿ウケだった LT です。痺れました。
  • No.11 ATOKRuby (@yoshuki)
  • No.12 (欠番)
  • No.13 正しい Twitter-like サービス間連携 (@m_kawato)
    • Twitter-like なサービス同士を連携させるには、発言をお互いに再投稿するのではなく、それぞれの timeline を合成(aggregate) するサービスかクライアントがあればいい。
    • 発表者による補足と発表資料
  • No.14 "g" is very useful (@jugyo)
    • inspect の結果を Growl に通知するメソッド "g" の紹介。
    • 感想: 先日の RubyConf で大ウケだった(らしい)プレゼンです。でも私 Growl 使ってないので……。
    • 発表資料
  • No.15 JRubyConf 2009 in San Francisco (@ayumin)
    • RubyConf の直後に行なわれた JRubyConf を紹介。

そして基調講演。基調講演は LT のスピーカーの中から投票で選ばれたのですが、圧倒的な得票率で @technohippy さんが選ばれました。

  • 基調講演: カリスマ入門 (続き)
    • 感想: カリスマ的発言の数々に凡人の私は痺れっぱなしでした。(笑)

その後、時間が1時間以上余っていたので急遽募集された LT が 12 本ありました。

発表者名とか間違えてたらすみません。
達人出版会の話とカリスマの話が聞けて、とても良かったです。